Google検索から自サイトに来てくれる人はどういうキーワードで検索しているか、Serach Console の「検索パフォーマンス」で調べることができます。
検索パフォーマンスの表示方法
Serach Console にアクセス後、画面左側の「検索パフォーマンス」をクリックします。
デフォルトで表示されているグラフは「合計クリック数」と「合計表示回数」だけですが、「平均CTR」と「平均掲載順位」もクリックしたら表示されます。
各指標値の意味
- 合計クリック数
Googleの検索結果に表示され、さらに自サイトへのリンクがクリックされた回数です。
実際に自サイトに来てくれた回数ですので、多ければ多いほど良いです。 - 合計表示回数(インプレッション数とも呼ばれます)
Googleの検索結果に自サイトへのリンクが表示された回数です。
検索結果から自サイトに来てもらうにはまずは検索結果に表示されなければならないので、多ければ多いほど良いです。 - 平均CTR(クリック率とも呼ばれます)
CTRは、Click Through Rate の略で、合計表示回数の内、合計クリック数に占める割合です。この値が高いほど、検索結果から多く自サイトに来てもらえてるということになります。 - 平均掲載順位
Googleの検索結果に自サイト表示された時の掲載順位の平均値です。この値が高ければ検索結果の上位に表示されているということなので、自サイトへの流入が多くなる可能性があります。
データの分析
グラフの下にはデータの表があり、色々な表示のさせかたをすることで、データの分析をすることができます。
まずは大きく「クエリ(検索された文字列)」「ページ」「国」「デバイス」「検索での見え方」「日付」の6つでフィルタリングすることができ、さらにそれぞれの項目と、「クリック数」「表示回数」「CTR」「掲載順位」でソートすることができます。
このデータを分析し、適切な対応をすることはSEO対策そのものなので、以下に分析、対応方法を紹介したいと思います。
掲載順位が高い
掲載順位が高いと自然とCTRも高いと思われます。自サイトへの流入も期待できますので、良い状態であると言えます。でも掲載順位は常に変動するので1位だから何もしなくて良いという訳ではありません。他のキーワードでも順位が高くなるよう、記事をリライトすることも大切です。
また、掲載順位が高くてもCTRが低ければ次の対応が必要です。
表示回数は多いのに、クリック数が少ない
CTRが低いということになります。では何故クリック数が少ないのでしょうか。
検索結果画面はページのタイトルとその説明文(ディスクリプション)が表示され、ユーザーがそれを見てクリックして見てみるページを選択しています。
タイトルやディスクリプションが長すぎる場合、Googleの検索画面では一部を切り取られて表示されてしまいますので、自分が意図する内容が表示されているかを確認しましょう。
また、ユーザーが求めるページと検索キーワードに合っていないページの場合もクリックされません。ユーザーがそのキーワードで求める情報は何かを想像し、そのニーズに合った内容にすることも重要です。
CTRは高いのに、表示回数もクリック数も少ない
レアなキーワードで検索されたか、そのキーワードで検索する人が少ないか、そのキーワードの検索需要が少ないか、あまりない組み合わせでのキーワードで検索された等の場合、このような状態になります。
これらの場合は特に何もする必要がありませんが、一般的で需要もありそうなキーワードでもそうなる場合、ユーザーは本当にそのキーワードで検索するのかどうか考えてみてください。正式名称では検索されなくて、通称で検索されているのかも知れません。もしかしたら間違った読み方でのキーワードで検索しているのかもしれませんので、記事本文中に触れてみるのも良いかもしれません。
特定ページの検索キーワードを調べる
画面上部の「+新規」をクリックし、表示されたメニューから「ページ…」をクリックします。
表示された画面で、調査したいURLを入力し、「適用」をクリックします。
特定のページだけをフィルタリングした結果が表示されます。
表示された検索キーワードの中に想定していたキーワードがない場合、ユーザーはそのキーワードでは検索していないということなので、求められている記事が書けていない可能性があります。
逆に想定外のキーワードが含まれている場合、ユーザーはそのキーワードでの記事を求めているので、コンテンツを追加するなどの対応が必要です。
ではみなさんのサイトの順位が上がりますように。